数ある素材の中で鉄は最もリサイクルしやすい材料の一つです。
現代社会にあふれる鉄鋼製品は役目を終えるとリターン材(鉄スクラップ)となり、電気炉で再び鋼となってよみがえります。当社はこのリターン材を主原料とし、電気炉を用いて再び高品質な鋼をつくる電気炉メーカーです*。
今日、リターン材を再利用するリサイクルシステムはほぼ確立され、リサイクル率は100%近くに達しています。当社はリサイクル産業の最先端を歩みながら、高い技術を用いて循環型社会の構築と環境負荷低減に大きく貢献しています。
鉄鋼メーカーは「高炉メーカー」と「電気炉メーカー」とに分類されます。
○高炉メーカーは鉄鉱石から銑鉄をつくり、それを鋼にし、さらに鋼材をつくる銑鋼一貫製鉄所。国内には新日本製鐵など5社があります。
○電気炉メーカーは鉄鋼製品から発生するリターン材(鉄スクラップ)を主原料として、電気炉内で電極間にアークを飛ばし、その熱で鉄スクラップを溶解・精錬して鋼をつくり、さらに圧延工場で各種の鋼材を生産しています。国内には当社を始め大阪製鐵、合同製鐵など40余社あり、国内粗鋼生産の30%程度を占めています。
群馬工場の立地する太田市新田地区は縄文・弥生時代の遺跡も多く、中世には新田源氏の祖、新田義重により拓かれ、建武の中興・新田義貞の生まれ育った、歴史を誇る緑豊かな田園地帯です。この豊かな自然を大切に守り育てるため、環境にやさしい生産活動を行っています。
まず「ゼロエミッション」の達成をめざし、製造過程で発生するスラグ(鋼滓)・スケール・ダストなどは全て商品化し、再利用を図っています。
また集塵装置や水処理施設などは常に世界最先端の設備を導入し、澄んだ空気と清流を確保しています。
さらに環境保全のため、工場敷地周辺には広大なグリーンベルトを設け、毎年植樹を続けています。特に桜並木は近郊の名所となっており、地域の方々に愛される緑の田園工場となっています。
| 月産能力 | :製鋼40,000t、圧延35,000t |
|---|---|
| 工場敷地 | :約240,000m2 |
| 建物 | :約76,000m2 |
| スクラップヤード | :原料自動配合装置 能力 13,000t |
| 製鋼工場 |
:MSP−DC炉 80MVA 公称80t/ch :取鍋精錬炉 公称80t :連続鋳造設備 全湾曲型 4ストランド :分塊圧延機 5スタンド |
| 第一圧延工場 |
:加熱炉 WB式 120t/Hr :圧延機 合計20スタンド :冷却床・精整設備 |
| 第二圧延工場 |
:加熱炉 WB式 65t/Hr :圧延機 合計17スタンド :冷却床・精整設備 |
| 製品倉庫 | :能力 26,000t |
| 受電所 | :66,000V/65,000KW |